“通詞”の読み方と例文
読み方割合
つうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭館では饗宴の席を設け、奉行並に奉行所役人、通詞つうじ出島乙名でじまおつな、その他友人、蘭館出入りの者を招いて盛な酒宴を催してこの日を祝う。
けれども段々きいて見ると、その時に条約を結ぶと云うがめに、長崎の通詞つうじ森山多吉郎もりやまたきちろうと云う人が、江戸に来て幕府の御用を勤めて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ある日、露艦の水兵がウオトカの空罎を日本人にくれたというので、通詞つうじの森山栄之助があわてて飛んできた。
空罎 (新字新仮名) / 服部之総(著)