“十八大通”の読み方と例文
読み方割合
じゅうはちだいつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先祖は十八大通じゅうはちだいつうといわれた江戸の富豪で、また風流人の家筋に当り、三月の雛祭ひなまつりには昔の遺物の象牙ぞうげ作りの雛人形が並べられた。
蝙蝠 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
江戸の十八大通じゅうはちだいつうの話だとか、天保年度の水野越前守えちぜんのかみの改革だとか、浅草の猿若町さるわかちょうの芝居の話だとか、昔の浅草観音の繁昌はんじょうだとか、両国の広小路に出た奇抜な見世物の話だとか
ある恋の話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
先祖は十八大通じゅうはちだいつうといはれた江戸の富豪で、また風流人の家筋に当り、三月の雛祭ひなまつりには昔の遺物の象牙ぞうげ作りの雛人形が並べられた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)