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増
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ます
ふりがな文庫
“
増
(
ます
)” の例文
ただまえに挙げた『
増
(
ます
)
かがみ』のものがたりをあたまにおいてかまくらの初期ごろにここで当年の
大宮人
(
おおみやびと
)
たちが四季おりおりの遊宴を
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
私の母は、埼玉県
下高野
(
しもたかの
)
村の東大寺という
修験
(
しゅげん
)
の家の出であります。その家の姓は
菅原
(
すがわら
)
。
道補
(
どうほ
)
という人の次女で、名を
増
(
ます
)
といいました。
幕末維新懐古談:01 私の父祖のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
尤
(
もっと
)
も自分で書いて自分で雑誌を出す道楽な文士は多少
増
(
ます
)
かも知れないが、それは実施の上になって見なければ分らない。
文芸委員は何をするか
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
最初におかれた
下谷
(
したや
)
の家から、お
増
(
ます
)
が
麹町
(
こうじまち
)
の方へ移って来たのはその年の秋のころであった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
分
(
わけ
)
贈
(
おく
)
り申べし
待
(
まつ
)
は久しき樣なれども只一
筋
(
すぢ
)
に
勤
(
つと
)
め上早々立歸りて元の田地取戻し候はゞ先祖への
面目
(
めんぼく
)
親への孝行是に
増
(
ます
)
事なし
能々
(
よく/\
)
聞分て給はれと申ければ叔母女房も
得心
(
とくしん
)
して
俄
(
にはか
)
に
旅
(
たび
)
の
用意
(
ようい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
件
(
くだん
)
の亀の化石、本草家の
鑒定
(
かんてい
)
を
得
(
え
)
て
秦亀
(
しんき
)
ならば一
層
(
そう
)
の
珎
(
ちん
)
を
増
(
ます
)
べし。山にて
掘
(
ほり
)
得
(
え
)
たりとあれば
秦亀
(
しんき
)
にちかきやうなり。化石といふものあまた見しに、多は
小
(
ちひさ
)
きものにてあるひはまた
体
(
かたち
)
全
(
まつたき
)
も
稀
(
まれ
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
口説き落してすぐ、砂土原町の後家のお
増
(
ます
)
に眼をつけたんだ
銭形平次捕物控:349 笛吹兵二郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
日は落ちて
増
(
ます
)
かとぞみゆる春の水 几董
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
尚々父親の
不憫
(
ふびん
)
増
(
ます
)
なるべし。
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
件
(
くだん
)
の亀の化石、本草家の
鑒定
(
かんてい
)
を
得
(
え
)
て
秦亀
(
しんき
)
ならば一
層
(
そう
)
の
珎
(
ちん
)
を
増
(
ます
)
べし。山にて
掘
(
ほり
)
得
(
え
)
たりとあれば
秦亀
(
しんき
)
にちかきやうなり。化石といふものあまた見しに、多は
小
(
ちひさ
)
きものにてあるひはまた
体
(
かたち
)
全
(
まつたき
)
も
稀
(
まれ
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
その水無瀬の宮というのは『
増
(
ます
)
かがみ』の「おどろのした」に
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
招
(
まね
)
き
國許
(
くにもと
)
より是なる
家來
(
けらい
)
參り合せて金子も手に入たれば
御案事
(
ごあんじ
)
下さるまじ是よりは主從三人に成て
御世話
(
おせわ
)
も
増
(
ます
)
ならんが今少し
御厄介
(
ごやつかい
)
に成たしと言けるに亭主もいとゞ
歡
(
よろこ
)
び夫は何より
重疊
(
ちようでふ
)
なり
日外
(
いつぞや
)
より申通り
御逗留
(
ごとうりう
)
の事は
何時
(
いつ
)
迄にても
仔細
(
しさい
)
なしとて此日は酒肴など出して忠八を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“増”の意味
《名詞》
増(ぞう)
増えること。増やすこと。
(出典:Wiktionary)
増
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
“増”を含む語句
弥増
彌増
年増
中年増
増長
年増女
荒増
増加
日増
大年増
増上寺
年増盛
建増
増々
湛増
増屋
増一阿含経
波羅葦増
増長慢
増大
...