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建増
ふりがな文庫
“建増”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たてまし
71.4%
たてま
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たてまし
(逆引き)
塾では更に校舎の
建増
(
たてまし
)
を始めた。教員の手が足りなくて、翌年の新学年前には広岡理学士が上田から家を挙げて引移って来た。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
建増
(
たてまし
)
をするために、今まで住んだ千住から大工を連れて来たり、売買の仲介をした坂下の千樹園というのに、狭い庭の設計などをさせました。それは母が引受けたのです。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
建増(たてまし)の例文をもっと
(5作品)
見る
たてま
(逆引き)
その段を昇り切ると、
取着
(
とッつき
)
に
一室
(
ひとま
)
、新しく
建増
(
たてま
)
したと見えて、
襖
(
ふすま
)
がない、白い
床
(
ゆか
)
へ、月影が
溌
(
ぱっ
)
と射した。両側の部屋は皆
陰々
(
いんいん
)
と
灯
(
ともし
)
を置いて、
鎮
(
しずま
)
り返った
夜半
(
よなか
)
の事です。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そしてその翌朝は、そこのとなりの、新らしく
建増
(
たてま
)
した物置きへ椅子や
卓
(
テーブル
)
を運んでいったのであった。つい隣りの台所では
下女
(
げじょ
)
が
焚
(
た
)
きつけはじめていたということである。
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
建増(たてま)の例文をもっと
(2作品)
見る
建
常用漢字
小4
部首:⼵
9画
増
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
“建”で始まる語句
建
建立
建物
建築物
建築
建前
建場
建部
建武
建具
“建増”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
高浜虚子
島崎藤村
蒲原有明
長谷川時雨
泉鏡花