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團々
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だん/\
ふりがな文庫
“
團々
(
だん/\
)” の例文
新字:
団々
「
愚
(
おろか
)
なり、
海賊
(
かいぞく
)
!
我
(
わが
)
縱帆架
(
ガーフ
)
に
飜
(
ひるがへ
)
る
大日本帝國軍艦旗
(
だいにつぽんていこくぐんかんき
)
を
見
(
み
)
ずや。」と。
忽
(
たちま
)
ち
海蛇丸
(
かいだまる
)
滿船
(
まんせん
)
の
電燈
(
でんとう
)
はパツと
消
(
き
)
えた。
同時
(
どうじ
)
に七
隻
(
せき
)
の
海賊船
(
かいぞくせん
)
は
黒煙
(
こくゑん
)
團々
(
だん/\
)
、
怒濤
(
どとう
)
を
蹴
(
け
)
つて
此方
(
こなた
)
に
猛進
(
まうしん
)
し
來
(
きた
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今
(
いま
)
は
早
(
は
)
や
殘
(
のこ
)
る
賊船
(
ぞくせん
)
只
(
たゞ
)
一
隻
(
せき
)
!
之
(
こ
)
れぞ
二本
(
にほん
)
煙筒
(
ゑんとう
)
に
二本
(
にほん
)
檣
(
マスト
)
の
海蛇丸
(
かいだまる
)
!
海蛇丸
(
かいだまる
)
は
最早
(
もはや
)
叶
(
かな
)
はじとや
思
(
おも
)
ひけん、
旗
(
はた
)
を
卷
(
ま
)
き、
黒煙
(
こくゑん
)
團々
(
だん/\
)
橄欖島
(
かんらんたう
)
の
方向
(
ほうかう
)
へ
逃
(
に
)
げて
行
(
ゆ
)
くを、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
今
(
いま
)
は
波
(
なみ
)
に
沈
(
しづ
)
む
迄
(
まで
)
もなく
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
後檣縱帆架
(
ガーフ
)
に
飜
(
ひるがへ
)
る
旗
(
はた
)
は、まだ
朦乎
(
ぼんやり
)
として、
何國
(
いづこ
)
の
軍艦
(
ぐんかん
)
とも
分
(
わか
)
らぬが、
今
(
いま
)
や、
團々
(
だん/\
)
たる
黒煙
(
こくゑん
)
を
吐
(
は
)
きつゝ、
波
(
なみ
)
を
蹴立
(
けた
)
てゝ
吾
(
わ
)
が
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
の
飛揚
(
ひやう
)
せる
方角
(
ほうがく
)
へ
進航
(
しんかう
)
して
來
(
く
)
るのであつた。
此時
(
このとき
)
私
(
わたくし
)
は
急
(
きふ
)
に
一策
(
いつさく
)
を
案
(
あん
)
じた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
團
部首:⼞
14画
々
3画
“團”で始まる語句
團扇
團子
團子屋
團栗
團
團右衞門
團十郎
團欒
團子坂
團栗眼