“團々”の読み方と例文
新字:団々
読み方割合
だん/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おろかなり、海賊かいぞく! わが縱帆架ガーフひるがへ大日本帝國軍艦旗だいにつぽんていこくぐんかんきずや。」と。たちま海蛇丸かいだまる滿船まんせん電燈でんとうはパツとえた。同時どうじに七せき海賊船かいぞくせん黒煙こくゑん團々だん/\怒濤どとうつて此方こなた猛進まうしんきたる。
いまのこ賊船ぞくせんたゞせき! れぞ二本にほん煙筒ゑんとう二本にほんマスト海蛇丸かいだまる! 海蛇丸かいだまる最早もはやかなはじとやおもひけん、はたき、黒煙こくゑん團々だん/\橄欖島かんらんたう方向ほうかうげてくを、海底戰鬪艇かいていせんとうていいまなみしづまでもなく
後檣縱帆架ガーフひるがへはたは、まだ朦乎ぼんやりとして、何國いづこ軍艦ぐんかんともわからぬが、いまや、團々だん/\たる黒煙こくゑんきつゝ、なみ蹴立けたてゝ輕氣球けいきゝゆう飛揚ひやうせる方角ほうがく進航しんかうしてるのであつた。此時このときわたくしきふ一策いつさくあんじた。