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嚴
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おごそか
ふりがな文庫
“
嚴
(
おごそか
)” の例文
新字:
厳
我等これが許にいたりぬ、あゝロムバルディアの魂よ、汝の姿は
軒昂
(
けだか
)
くまたいかめしく、汝の目は
嚴
(
おごそか
)
にまた
緩
(
ゆるや
)
かに動けるよ 六一—六三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
市長
(
ボデスタ
)
は客を招き筵を張ることありや。ポツジヨ。稀にそのことなきにあらず。されど
招請
(
せうせい
)
を
慎
(
つゝし
)
むこといと
嚴
(
おごそか
)
なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その時の良秀には、
何故
(
なぜ
)
か人間とは思はれない夢に見る獅子王の怒りに似た、怪しげな
嚴
(
おごそか
)
さがございました。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
淺草寺
(
あさくさでら
)
の
觀世音
(
くわんぜおん
)
は
八方
(
はつぱう
)
の
火
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
に、
幾十萬
(
いくじふまん
)
の
生命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けて、
秋
(
あき
)
の
樹立
(
こだち
)
もみどりにして、
仁王門
(
にわうもん
)
、
五重
(
ごぢう
)
の
塔
(
たふ
)
とともに、
柳
(
やなぎ
)
もしだれて、
露
(
つゆ
)
のしたゝるばかり
嚴
(
おごそか
)
に
氣高
(
けだか
)
く
燒殘
(
やけのこ
)
つた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
誰
(
たれ
)
もひとしき
嚴
(
おごそか
)
の
念
(
おもひ
)
、
胎
(
たい
)
を
溢
(
あふ
)
れて
心
(
むね
)
に滿つるを……
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
▼ もっと見る
ひとりの尊き淑女天にあり、わが汝を遣はすにいたれるこの
障礙
(
しやうげ
)
のおこれるをあはれみて天上の
嚴
(
おごそか
)
なる
審判
(
さばき
)
を抂ぐ 九四—九六
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
その始めて現はるゝや、萬客
屏息
(
へいそく
)
してこれを仰ぎ
瞻
(
み
)
たり。その態度、その
嚴
(
おごそか
)
なること王者の如くにして、しかも
輕
(
かろ
)
らかに優しき態度には、人も我も
徑
(
たゞち
)
に心を奪はれぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
と
嚴
(
おごそか
)
に
申渡
(
まをしわた
)
さるれば、
並居
(
なみゐ
)
る
老職
(
らうしよく
)
、
諸役人
(
しよやくにん
)
、
耳
(
みゝ
)
を
欹
(
そばだ
)
て
眼
(
め
)
を
睜
(
みは
)
れり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
我を責むる
嚴
(
おごそか
)
なる正義は、我に
歎息
(
ためいき
)
をいよ/\しげく飛ばさしめんとてその
手段
(
てだて
)
をわが罪を犯せる處に得たり 七〇—七二
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
されどわが嘗て受けし教と、
現
(
げん
)
に
懷
(
いだ
)
ける
見
(
けん
)
とは、
俘囚
(
とりこ
)
たるにあらずして、君等が間に伍すべきやうなし。これを聞きて、我を伴ひ來し男の顏は、忽ち
嚴
(
おごそか
)
なる色を見せたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
嚴
部首:⼝
20画
“嚴”を含む語句
嚴重
莊嚴
嚴格
威嚴
嚴肅
尊嚴
嚴敷
嚴橿
手嚴
嚴命
華嚴
嚴然
嚴罰
森嚴
嚴島
峻嚴
謹嚴
嚴正
嚴刻
端嚴
...