“燒殘”の読み方と例文
新字:焼残
読み方割合
やけのこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半天はんてんおほうたいまはしき魔鳥まてうつばさて、燒殘やけのこほのほかしらは、そののしたゝるなゝつのくびのやうであつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
淺草寺あさくさでら觀世音くわんぜおん八方はつぱうなかに、幾十萬いくじふまん生命いのちたすけて、あき樹立こだちもみどりにして、仁王門にわうもん五重ごぢうたふとともに、やなぎもしだれて、つゆのしたゝるばかりおごそか氣高けだか燒殘やけのこつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)