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周囲
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しうゐ
ふりがな文庫
“
周囲
(
しうゐ
)” の例文
旧字:
周圍
いや、
笑事
(
わらひごと
)
ではない。しばらくして——
東
(
ひがし
)
は
海
(
うみ
)
を
限
(
かぎ
)
り、
北
(
きた
)
は
野辺地
(
のへぢ
)
に
至
(
いた
)
るまで、
東西
(
とうざい
)
九
里
(
り
)
、
南北
(
なんぼく
)
十三
里
(
り
)
、
周囲
(
しうゐ
)
十六
里
(
り
)
。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
遊
(
あそ
)
んでツてよ。」と
周囲
(
しうゐ
)
の
人込
(
ひとごみ
)
を
憚
(
はゞか
)
り、
道子
(
みちこ
)
は
男
(
をとこ
)
の
腕
(
うで
)
をシヤツの
袖
(
そで
)
と一しよに
引張
(
ひつぱ
)
り、
欄干
(
らんかん
)
から
車道
(
しやだう
)
の
稍
(
やゝ
)
薄暗
(
うすぐら
)
い
方
(
はう
)
へと
歩
(
あゆ
)
みながら、すつかり
甘
(
あま
)
えた
調子
(
てうし
)
になり
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
どうしてこの明るい家の中に、こんな
暗
(
くら
)
さがあるのだらうと
考
(
かんが
)
へた。
北側
(
きたがは
)
に一
連
(
れん
)
の
壁
(
かべ
)
があるこれだ。——しかし、私は間もなく
周囲
(
しうゐ
)
の庭に
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れてゐるとりどりの
花
(
はな
)
の
色
(
いろ
)
に
迷
(
まよ
)
ひ出した。
美しい家
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
尤
(
もつと
)
も、つい
此
(
こ
)
の
頃
(
ごろ
)
、
飛行機
(
ひかうき
)
で、八
景
(
けい
)
の
中
(
うち
)
の
上高地
(
かみかうち
)
の
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
んだと
言
(
い
)
ふから、
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
つても、
羽
(
はね
)
が
生
(
は
)
えて、ひら/\と、
周囲
(
しうゐ
)
十五
里
(
り
)
の
湖
(
みづうみ
)
の
上
(
うへ
)
を
高
(
たか
)
く
飛
(
と
)
びさうでならなかつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その中に大きな百合が家の
周囲
(
しうゐ
)
で
馥郁
(
ふくいく
)
とにほひ出した。
美しい家
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
▼ もっと見る
私と
妻
(
つま
)
とはいきなりその家の
周囲
(
しうゐ
)
をぐる/\
廻
(
まは
)
つた。
美しい家
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
“周囲(
周辺
)”の解説
世界システム論で周辺(しゅうへん)、周囲(しゅうい)は、資本が乏しく、技術力も劣る発展途上国・地域をいう。世界システム論の提唱者ウォーラーステインは、周辺は中核の国(先進国)や地域に対し、不利な条件で、原料や食糧を供給させられ、貧困から抜け出せないとした。しかし、BRICsのようにまれに周辺から中核への上昇、またはその逆もある。
(出典:Wikipedia)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
囲
常用漢字
小5
部首:⼞
7画
“周囲”で始まる語句
周囲形