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ちゆうかん
樹木には、それ/″\
日陰地にもよく
育つ
木や、また
日陰と
日陽の
中間のところを
好む
等、
種類によつて、
土地に
適、
不適があります。
さてさういふ
猿と
人間との
中間のものゝ
骨が
今日までにいかほど
發見されたかといふに、
殘念ながら
中々思ふように
出てまゐりません。
此事をつぎのようにもいふ。
即ち
急な
振動は、
其勢力が
中間の
媒介物に
吸收され
易く、
緩かなものはそれが
吸收され
惡い。
十九から
中間の六年間と云ふものを、不思議な世界の空気に
浸つて、何か特殊な
忌はしい
痕迹が顔や挙動に
染込んででもゐるやうに、自分では気がさすのであつたが
この
無頓著な
人と、
道を
求める
人との
中間に、
道と
云ふものゝ
存在を
客觀的に
認めてゐて、それに
對して
全く
無頓著だと
云ふわけでもなく、さればと
云つて
自ら
進んで
道を
求めるでもなく
これが
猿の
方に
近いか、
人間の
方に
近いかは、
議論があるにしても、とにかく
人間と
猿との
中間の
動物といつて
差し
支へはありません。
まして
人と
猿の
中間とも
見られる
猿人などは
五十萬年、あるひはそれ
以上の
古い
昔のものとしなければならぬのでありまして