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不服
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ふふく
ふりがな文庫
“
不服
(
ふふく
)” の例文
星野
(
ほしの
)
くんは
不服
(
ふふく
)
らしかったが、とにかく、それをしょうちしたのだ。いったん、しょうちしておきながら、かってに
打撃
(
だげき
)
に出た。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
私
(
わたくし
)
は
内心
(
ないしん
)
不服
(
ふふく
)
でたまりませんでしたが、もともと
良人
(
おっと
)
が
見立
(
みた
)
ててくれた
馬
(
うま
)
ではあるし、とうとう『
若月
(
わかつき
)
』と
呼
(
よ
)
ぶことになって
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それは親兄弟、
妻子
(
さいし
)
、
朋友
(
ほうゆう
)
のごときはもちろん敵ではないが、彼らが我々の心に
服
(
ふく
)
さぬことがあれば、その
不服
(
ふふく
)
の範囲において敵のごときものである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
その日の夕飯時に、ゴルドンは富士男、モコウ、次郎を遠征に
派遣
(
はけん
)
するむねを一同に語った。一同はことごとく賛成したが、ひとりドノバンは
不服
(
ふふく
)
をいいだした。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
すると
権助
(
ごんすけ
)
は
不服
(
ふふく
)
そうに、
千草
(
ちくさ
)
の
股引
(
ももひき
)
の膝をすすめながら、こんな
理窟
(
りくつ
)
を云い出しました。
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「
俺
(
お
)
ら
何
(
なに
)
も
不服
(
ふふく
)
いふ
席
(
せき
)
はねえな」
勘次
(
かんじ
)
は
少
(
すこ
)
し
安心
(
あんしん
)
したらしく、
恁
(
か
)
う
輕
(
かる
)
くいひ
退
(
の
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一
體
(
たい
)
日本
(
にほん
)
で
縣
(
けん
)
より
小
(
ちひ
)
さいものに
郡
(
ぐん
)
の
名
(
な
)
を
附
(
つ
)
けてゐるのは
不都合
(
ふつがふ
)
だと、
吉田東伍
(
よしだとうご
)
さんなんぞは
不服
(
ふふく
)
を
唱
(
とな
)
へてゐる。
閭
(
りよ
)
が
果
(
はた
)
して
台州
(
たいしう
)
の
主簿
(
しゆぼ
)
であつたとすると
日本
(
にほん
)
の
府縣知事
(
ふけんちじ
)
位
(
くらゐ
)
の
官吏
(
くわんり
)
である。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
房枝は、
不服
(
ふふく
)
そうにいった。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“不服”の意味
《名詞》
不 服(ふふく)
納得できず、不満であること。
服従しないこと。服従しない人々。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変