“鰔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うぐい50.0%
はや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深みに続いた瀞の浅場の汀にかがんで、夏の夕方を涼んで居ると、最初水面をはやの子や、うぐいの子が跳ね上り、空中を弾道を描いて、ピョンピョンピョンと汀へ向って逃げて来る。
河鱸遡上一考 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
春の川 うぐいむらがり 遡りけり
酒徒漂泊 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
七、八両月に釣ったはやは、肉落ち脂去って何としても食味とはならない。十二月過ぎてからとった鹿は、肉に甘味を失って珍重できないのである。
季節の味 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
それに鮒の卵は川魚のうち鮎やはやの卵についでおいしいのである。
釣った魚の味 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)