“土産”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやげ93.1%
みや4.7%
つと0.8%
づと0.6%
どさん0.6%
つど0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひざの上に乗せた土産みやげのおもちゃや小さな帽子などをやきもきしながらひねり回したり、膝掛ひざかけの厚いをぎゅっと握り締めたりして
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
けれども、御心入おこころいりの貴女のお土産みやで、私のはお恥しくなりました。それだから、ただ思っただけの、申訳に、お目に掛けますばかり。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
歌麿は婦女の姿態を描くのほかまた花鳥をよくす。絵本『百千鳥ももちどり』『虫撰むしえらみ』また『汐干しおひ土産つと』等における動植物の写生はその筆致の綿密なること写真機もなほ及ばざるほどなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
殿中の廊下には、たくさんの花桶はなおけが並べてあって、各〻が心まかせに、好みの花を摘んで、けたり、家土産づとに戴いて帰った。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本にはこのシュウカイドウ科の土産どさん植物は一つもなく、ただあるものは外国渡来とらいの種類のみである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
おもきを土産つど
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)