土産づと)” の例文
殿中の廊下には、たくさんの花桶はなおけが並べてあって、各〻が心まかせに、好みの花を摘んで、けたり、家土産づとに戴いて帰った。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二五七土産づと必ず待ちこひ奉るといふを、そはあゆみなんこそ病も苦しからめ。二五八車こそもたらね、いかにもいかにも土は踏ませまゐらせじ。