“をんど”の漢字の書き方と例文
語句割合
温度100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醫者いしやもらふと、發育はついく充分じゆうぶんでないから、室内しつない温度をんど一定いつていたかさにして、晝夜ちうやともかはらないくらゐ人工的じんこうてきあたゝめなければ不可いけないとつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
温度をんどいちじるしく下降かかうした。季節きせつ彼岸ひがんぎて四ぐわつはひつてるのであるが、さむさはりついたやうにはなれなかつた。夜半やはん卯平うへいはのつそりときて圍爐裏ゐろり麁朶そだべた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじつめたいにもかざさないで殊更ことさらとほ卯平うへいそばはなれてしかめたひどかほ恐怖きようふさうあらはしてたゞ凝然ぢつだまつてた。つめたい三にんよる温度をんどのしん/\と降下かうかしつゝあるのをかんじた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれすわりながら、脊中せなかのぞく/\するほど温度をんどひく空氣くうきへなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)