“ひかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
比較76.9%
皮革7.7%
皮殻5.1%
秘閣5.1%
痞𪽶2.6%
飛閣2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
截り取りたる石屑いしくづ及び砥石といしに用ゐしとおもはるる石器等を比較ひかくすれば、正しくコロボックルが磨製石斧をつくりたる順序じゆんじよを知るを得るなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
農耕、土木、鍛冶かじ、木工、染色、皮革ひかくなめし、車輛しゃりょう作り、牧畜、酪農らくのう機織はたおりなど、その生産は、あらゆる部門にわたっている。だが、ここでの消費物資ではない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太陽が外面の皮殻ひかくき破られたのだから、中に欝積うっせきしているエネルギーの原元子イオンスが爆発して、殆ど光線の速力にも比すべき力を以て飛散するのである。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
じゆなく、てがたなきに、この秘閣ひかく廊下らうかところとびらおのづからひらけ、はしらきたむかふるかんがある。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かみに引いた中根の記に「痞𪽶ひかくの症」と云つてあるのが其証の一である。又病を発してより未だいくばくならぬに、全身痩削そうさくして相貌が変じたと伝へられてゐるのが其証の二である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
洛陽伽藍記らくやうがらんきふ。帝業ていげふくるや、四海しかいこゝに靜謐せいひつにして、王侯わうこう公主こうしゆ外戚ぐわいせきとみすで山河さんがつくしてたがひ華奢くわしや驕榮けうえいあらそひ、ゑんをさたくつくる。豐室ほうしつ洞門どうもん連房れんばう飛閣ひかく
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)