“たいしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
褪色58.3%
黛色8.3%
大蜀8.3%
大食8.3%
退職8.3%
退食8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗灰色の密雲(みつうん)は、みっしりと空を罩(こ)め、褪色(たいしょく)した水彩画のようなあたりには「豊さ」というものは寸分も見出せなかった。
自殺 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
越し方(かた)を顧(かえり)みれば、眼下(がんか)に展開する十勝の大平野(だいへいや)は、蒼茫(そうぼう)として唯雲(くも)の如くまた海の如く、却(かえっ)て北東の方を望めば、黛色(たいしょく)の連山(れんざん)波濤(はとう)の如く起伏して居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
西を見れば、茶褐色に焦(こが)れた雑木山の向うに、濃い黛色(たいしょく)の低い山が横長く出没して居る。多摩川(たまがわ)の西岸を縁(ふち)どる所謂多摩の横山で、川は見えぬが流れの筋(すじ)は分明(ぶんみょう)に指さゝれる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
彼(かれ)の容貌(ようぼう)はぎすぎすして、どこか百姓染(ひゃくしょうじ)みて、頤鬚(あごひげ)から、べッそりした髪(かみ)、ぎごちない不態(ぶざま)な恰好(かっこう)は、まるで大食(たいしょく)の、呑抜(のみぬけ)の、頑固(がんこ)な街道端(かいどうばた)の料理屋(りょうりや)なんどの主人(しゅじん)のようで
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
最初(さいしょ)、白(しろ)い男(おとこ)を見(み)て、汽車(きしゃ)を脱線(だっせん)さしたばかりでなく、自分(じぶん)も負傷(ふしょう)した運転手(うんてんしゅ)は、神経衰弱(しんけいすいじゃく)から、むだ目(め)が見(み)えたのだと判断(はんだん)されたものの、とにかく汽車(きしゃ)を脱線(だっせん)さした責任(せきにん)から退職(たいしょく)させられて
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
翼(たす)ク可キ者ノ我国ニ欠損(けっそん)シテ而シテ未ダ備ハラザルヲ思ヒ此ニ漸ク一挙両得ノ法ヲ覓(もと)メ敢テ退食(たいしょく)ノ余暇ヲ偸(ぬす)ンデ此書ヲ編次シ乃(すなわ)チ書賈(しょこ)ヲシテ之レヲ刊行セシメ一ハ以テ刻下教育ノ須要ニ応ジ一ハ以テ日常生計ノ費ヲ補ヒテ身心ノ怡晏(いあん)ヲ得従容(しょうよう)以テ公命ニ答ヘント欲ス而シテ余ヤ素(も)ト我宿志(しゅくし)ヲ遂ゲレバ則チ足ル故ヲ