“呑抜”の読み方と例文
読み方割合
のみぬけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ容貌ようぼうはぎすぎすして、どこか百姓染ひゃくしょうじみて、頤鬚あごひげから、べッそりしたかみ、ぎごちない不態ぶざま恰好かっこうは、まるで大食たいしょくの、呑抜のみぬけの、頑固がんこ街道端かいどうばた料理屋りょうりやなんどの主人しゅじんのようで
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
わっしの知ってる野郎にかなりの呑抜のみぬけがあって、親不孝の方にかけちゃ、ずいぶん退けを取らねえ野郎ですが、或る時、くらい酔って家へ帰ると、つい寝ていた親爺の薬鑵頭やかんあたまを蹴飛ばしちまいましてね、あ
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)