“こうめう”の漢字の書き方と例文
語句割合
巧妙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其用は信仰上しんこうじやう關係を有するか、たん玩弄品ぐわんろうひんたるか未だつまびらかならずと雖も、間々製作せいさく巧妙こうめう精緻せいちなる物有るを以て見れば甲のかんがへの方實に近からんとおもはる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
鐵車てつしや深林しんりんくには、一層いつそう巧妙こうめうなる器械きかいがある、それは鐵車てつしや前方ぜんぽう木牛頭もくぎうとう上下じやうかより突出とつしゆつして、二十一の輪柄りんぺいいうする四個しこ巨大きよだいなる旋廻圓鋸機せんくわいゑんきよきと、むかし佛蘭西フランス革命時代かくめいじだい
巧妙こうめうなハムレツトの一ふし黙劇もくげきがはじまつた。それは素人しろうととはおもはれないしつかりしたかたにはまつたものらしかつた。多分たぶん英国えいこくあたりのハムレツト役者やくしやのそれをつたものだらうとわたし想像そうぞうした。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
すぢ日本につぽんうるはしき乙女おとめ舞衣まひぎぬ姿すがたが、月夜げつやにセイヌかは水上みなか彷徨さまよふてるといふ、きはめて優美ゆうびな、またきはめて巧妙こうめう名曲めいきよく一節ひとふし、一は一よりはなやかに、一だんは一だんよりおもしろく
わたくしむねをどらしつゝその船躰せんたい熟視じゆくししたが、あゝ、くも不思議ふしぎなる、くも強堅きようけんなる、船艦せんかんがまたとあらうか、わたくしその外形ぐわいけい一見いつけんしたばかりで、じつその船形せんけい巧妙こうめう不思議ふしぎなるにおどろいたが