“船形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんけい50.0%
ふなかた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしむねをどらしつゝその船躰せんたい熟視じゆくししたが、あゝ、くも不思議ふしぎなる、くも強堅きようけんなる、船艦せんかんがまたとあらうか、わたくしその外形ぐわいけい一見いつけんしたばかりで、じつその船形せんけい巧妙こうめう不思議ふしぎなるにおどろいたが
神田かんだで腕の好い左官屋の娘である春次より年嵩としかさの、上野の坊さんの娘だという福太郎を頭として、十人余りの抱えがおり、房州船形ふなかた団扇うちわ製造元の娘だという、美形の小稲に
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)