“きりさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切下28.6%
桐佐28.6%
伐去14.3%
切裂14.3%
斬下14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普化ふけ宗衣しゅうえを着ていれば、髪も切下きりさげでなければならぬが、黒紬くろつむぎ素袷すあわせを着流して、髪だけがそのままでは、なんとなく気がさすし、そこらをウロついている原士はらしの眼を避ける上にも
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その辰巳屋たつみやのおひなさんも神田で生れて、吉原の引手茶屋桐佐きりさの養女となり、日本橋区中洲なかすの旗亭辰巳屋おひなとなり、豪極ごうきにきこえた時の顕官山田○○伯をつかみ、一転竹柏園ちくはくえんの女歌人となり
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
しか勘次かんじはなつてるのはあし爪先つまさき二三じやくの、いま唐鍬たうぐはもつ伐去きりさつてはるかうしろいてそつとてたあとの一てんである。ほこりつちいくらでもうるほひをつたかれあしもとからはたなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
うたがうて立戻たちもどり、わし所行しょぎゃううかゝひなどいたさうなら、てん照覽せうらんあれ、おのれが四たい寸々すん/″\切裂きりさき、くことをらぬこのはかこやすべくらさうぞよ。
と肩先深く斬下きりさげました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)