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隠
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がく
ふりがな文庫
“
隠
(
がく
)” の例文
旧字:
隱
手紙偽造の共謀者はその前から見え
隠
(
がく
)
れに様子を
窺
(
うかが
)
うて居た所が、本人の手塚は
一人
(
ひとり
)
で
頻
(
しき
)
りにその手紙を見て居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
もし
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
隠
(
がく
)
れの谷紅葉が折々に見えなかったら、暗夜を行くのと変りはない。ひとり、その不気味さも知らぬ気なのは、明暗常に一ツにすぎぬ覚一だけだった。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
孝「さようならば、これから
直
(
すぐ
)
見え
隠
(
がく
)
れにお母様のお跡に付いて参りましょう、それはそうと」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
風
(
かぜ
)
吹
(
ふ
)
けば
浪
(
なみ
)
か
立
(
た
)
たむと
伺候
(
さもらひ
)
に
都多
(
つた
)
の
細江
(
ほそえ
)
に
浦
(
うら
)
隠
(
がく
)
り
居
(
を
)
り 〔巻六・九四五〕 山部赤人
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
下男を供に連れ
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でましたれば、孝助は見え
隠
(
がく
)
れに跡を
尾
(
つ
)
けて参りましたが、女の足の
捗
(
はか
)
どらず、幸手、栗橋、古河、
真間田
(
まゝだ
)
、
雀
(
すゞめ
)
の
宮
(
みや
)
を
後
(
あと
)
になし、宇都宮へ着きましたは
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
波
(
なみ
)
の
上
(
うへ
)
ゆ
見
(
み
)
ゆる
児島
(
こじま
)
の
雲
(
くも
)
隠
(
がく
)
りあな
気衝
(
いきづ
)
かし
相
(
あひ
)
別
(
わか
)
れなば 〔巻八・一四五四〕 笠金村
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
何処
(
どこ
)
へ
行
(
ゆ
)
くかと、見え
隠
(
がく
)
れに跡を附けてまいりますと、
一人
(
ひとり
)
は川口町四十八番地の
店蔵
(
みせぐら
)
で、
六間間口
(
ろっけんまぐち
)
の立派な
構
(
かまえ
)
の
横町
(
よこちょう
)
の方にある
内玄関
(
ないげんかん
)
の所を、ほと/\と叩くと、内から
開
(
ひら
)
きを明け
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
まだ
連
(
つれ
)
の侍が一人居りまするから、段々見え
隠
(
がく
)
れに付いて参ると、
浜町
(
はまちょう
)
へ出まして、
彼
(
あ
)
れから大橋を渡りますると、また一人の侍は挨拶をいたして別れ、
御船蔵前
(
おふなぐらまえ
)
へ掛って六間堀の方へ曲りますと
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
“隠”を含む語句
隠匿
面隠
雪隠
隠密
隠袋
隠見
神隠
隠現
隠蔽
隠岐
隠家
御隠居
隠顕
隠士
隠微
目隠
隠々
莢隠元
隠処
内隠
...