“気衝”の読み方と例文
読み方割合
いきづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気衝いきづかし」は、息衝いきづくような状態にあること、溜息ためいきかせるようにあるというので、いい語だとおもう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「垂乳根の母が繭隠まよごもりいぶせくもあるか妹にあはずて」というのがあり、巻十三(三二五八)の長歌に、「たらちねの母が養ふ蚕の、繭隠り気衝いきづきわたり」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
なみうへゆる児島こじまくもがくりあな気衝いきづかしあひわかれなば 〔巻八・一四五四〕 笠金村
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)