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閑
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しづか
ふりがな文庫
“
閑
(
しづか
)” の例文
通
(
とほり
)
を
曲
(
まが
)
つて横町へ
出
(
で
)
て、成る
可
(
べ
)
く、
話
(
はなし
)
の
為好
(
しい
)
い
閑
(
しづか
)
な場所を撰んで行くうちに、
何時
(
いつ
)
か
緒口
(
いとくち
)
が
付
(
つ
)
いて、思ふあたりへ
談柄
(
だんぺい
)
が落ちた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
理學士
(
りがくし
)
は
言掛
(
いひか
)
けて、
私
(
わたし
)
の
顏
(
かほ
)
を
視
(
み
)
て、
而
(
そ
)
して
四邊
(
あたり
)
を
見
(
み
)
た。
恁
(
か
)
うした
店
(
みせ
)
の
端近
(
はしぢか
)
は、
奧
(
おく
)
より、
二階
(
にかい
)
より、
却
(
かへ
)
つて
椅子
(
いす
)
は
閑
(
しづか
)
であつた——
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
霊廟
(
みたまや
)
の前なる
三二
灯籠堂
(
とうろうだう
)
の
簀子
(
すのこ
)
に
上
(
のぼ
)
りて、
雨具
(
あまぐ
)
うち敷き座をまうけて、
閑
(
しづか
)
に
念仏
(
ねぶつ
)
しつつも、夜の
更
(
ふ
)
けゆくをわびてぞある。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
烟草を
閑
(
しづか
)
に
緩
(
ゆつ
)
くり吸ひ込み、軽い穏な雲を吹き出し、時としては烟管を口から引き出し、匂ひの善い烟に鼻のあたりで環を書かせ、
物体
(
もつたい
)
らしく
頷
(
うなづ
)
いて、その腹からの大賛成を表します。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
閑
(
しづか
)
さや岩にしみ入る蝉の声
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
閑
(
しづか
)
さや岩にしみ入蝉の声
芭蕉について
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
“閑”の意味
《名詞》
(ひま)やるべきことがなく、時間を持て余していること。
(出典:Wiktionary)
閑
常用漢字
中学
部首:⾨
12画
“閑”を含む語句
長閑
閑寂
閑話休題
等閑
森閑
一閑張
閑静
閑人
閑古鳥
閑散
閑居
閑々
小閑
閑話
静閑
空閑
閑暇
閑却
閑雅
閑日月
...