“閑日月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんじつげつ90.9%
かんにちげつ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九月のよく晴れた日の夕方、植木の世話も一段落で、錢形平次ぜにがたへいじしばらくの閑日月かんじつげつを、粉煙草をせゝりながら、享樂きやうらくして居る時でした。
そこのグランド・ホテルではマタ・アリの隣室に、英国の若い帰休士官が英雄閑日月かんじつげつを気取っている。名をスタンレイ・ランドルフ。砲兵大尉。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
また將相達しやうしやうたちはなぜあれほど主權しゆけんあらそふのか? おほくの婢妾ひせうにくきたいために、ばくちにふけ悠悠いういう閑日月かんにちげつ自由じいうにしたいために、豪華がうくわ廊房らうばう阿片あへんゆめひたりたいために。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)