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逆上
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ぎやくじやう
ふりがな文庫
“
逆上
(
ぎやくじやう
)” の例文
欺かんとは
不屆至極
(
ふとゞきしごく
)
なりと
叱付
(
しかりつけ
)
れば天一坊は
莞爾
(
くわんじ
)
と打笑ひ越前は
逆上
(
ぎやくじやう
)
せしと見えたり此頃まで三百俵の知行なりしが三千石の
高祿
(
かうろく
)
になり當時町奉行を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ハヽー少し
逆上
(
ぎやくじやう
)
して
居
(
ゐ
)
るやうぢやから、カルメロを一
分
(
ぶ
)
三
厘
(
りん
)
にヤーラツパを五
分
(
ふん
)
調合
(
てうがふ
)
して
遣
(
つかは
)
すから、
小屋
(
こや
)
へ
帰
(
かへ
)
つて一
日
(
にち
)
に三
囘
(
くわい
)
の
割合
(
わりあひ
)
で
服薬
(
ふくやく
)
いたすがよい。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……
殺
(
ころ
)
して
死
(
し
)
なう、と
逆上
(
ぎやくじやう
)
するうち、
段々
(
だん/\
)
委
(
くは
)
しく
聞
(
き
)
きますと、
其
(
そ
)
の
婦
(
をんな
)
が、
不思議
(
ふしぎ
)
に
人
(
ひと
)
に
逢
(
あ
)
ふのを
嫌
(
きら
)
ふ。
妙
(
めう
)
に
姿
(
すがた
)
を
隱
(
かく
)
したがるのは、
此
(
こ
)
の、
私
(
われら
)
ばかりには
限
(
かぎ
)
らぬ
樣子
(
やうす
)
。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
伜の
甲子
(
きね
)
太郎はまだ二十そこ/\の若い男で、武家の匂ひもない町人風ですが、一人の親を
喪
(
うしな
)
つて
逆上
(
ぎやくじやう
)
したものか、眼は血走り、唇もわなゝき言ふことは
悉
(
こと/″\
)
くしどろもどろでした。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
かな
失禮
(
しつれい
)
ながら貴殿は未だ
御若年
(
ごじやくねん
)
で有りながら御見請申せば
餘程
(
よほど
)
の
逆上
(
ぎやくじやう
)
今の間に御療治なければ
行末
(
ゆくすゑ
)
御案事
(
おあんじ
)
申なりと取ても付ぬ
挨拶
(
あいさつ
)
に千太郎は身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
彼
(
あれ
)
も
罷出
(
まかりいで
)
ましたが、これも強く
逆上
(
ぎやくじやう
)
いたし
眼
(
め
)
がかすみ、
頭
(
あたま
)
に熱を
持
(
も
)
ち、カツカと
致
(
いた
)
して
堪
(
たま
)
らぬ
抔
(
など
)
と
申
(
まう
)
して
居
(
をり
)
まする、
夫
(
それ
)
に
可愛想
(
かあいそう
)
なのは
大原伊丹
(
おほはらいたみ
)
で、
彼
(
あれ
)
は
到頭
(
たうとう
)
生体
(
しやうたい
)
なしで
未
(
ま
)
だ
夢中
(
むちゆう
)
で
居
(
を
)
ります。
華族のお医者
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“逆上”で始まる語句
逆上性
逆上気味
逆上返
逆上方
逆上目
逆上薬
逆上引下
逆上氣味