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じぎ
ふりがな文庫
“
辞義
(
じぎ
)” の例文
旧字:
辭義
それでも
風俗
(
ふう
)
のかはつた
方
(
かた
)
が
被入
(
いらつ
)
しやいますと、
大事
(
だいじ
)
にしてお
辞義
(
じぎ
)
をすることだけは
知
(
し
)
つてゞございますが、
未
(
ま
)
だ
御挨拶
(
ごあいさつ
)
をいたしませんね。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御免なされと
襖
(
ふすま
)
越しのやさしき声に胸ときめき、
為
(
し
)
かけた
欠伸
(
あくび
)
を半分
噛
(
か
)
みて何とも知れぬ返辞をすれば、
唐紙
(
からかみ
)
する/\と開き
丁寧
(
ていねい
)
に
辞義
(
じぎ
)
して
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ぽっと
鬘
(
かつら
)
をかぶった故人菊五郎の与次郎が、本物の猿を廻わしあぐんで、長い
杖
(
つえ
)
で、それ立つのだ、それ
辞義
(
じぎ
)
だと、
己
(
わ
)
が物好きから舞台面の
大切
(
たいせつ
)
な情味を散々に
打壊
(
ぶちこわ
)
して居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
学士
(
がくし
)
ですの
何
(
なん
)
のと云ツた
処
(
ところ
)
で
味噌摺
(
みそすり
)
の
法
(
はふ
)
を
知
(
し
)
らずお
辞義
(
じぎ
)
の
礼式
(
れいしき
)
に
熟
(
じゆく
)
せざれば
何処
(
どこ
)
へ
行
(
いつ
)
ても
敬
(
けい
)
して
遠
(
とほ
)
ざけらる〻が
結局
(
おち
)
にて
未
(
ま
)
だしも
敬
(
けい
)
さるゝだけを
得
(
とく
)
にして
責
(
せ
)
めてもの
大出来
(
おほでき
)
といふべし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
この
間
(
あひだ
)
も
誰
(
たれ
)
かと二三
人
(
にん
)
づれで、
学校
(
がくかう
)
のお
師匠
(
しゝやう
)
さんが、
内
(
うち
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
つて、
私
(
わたし
)
の
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
たから、
丁寧
(
ていねい
)
にお
辞義
(
じぎ
)
をすると、おや、といつたきりで、
橋銭
(
はしせん
)
を
置
(
お
)
かないで
行
(
い
)
つてしまつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
其
(
それ
)
に
御覧
(
ごらん
)
なさいまし、お
辞義
(
じぎ
)
一
(
ひと
)
ツいたしますさい、あの
通
(
とほり
)
大儀
(
たいぎ
)
らしい。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“辞義”の意味
《名詞》
言葉の意味。
(出典:Wiktionary)
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
“辞”で始まる語句
辞
辞儀
辞世
辞退
辞去
辞令
辞誼
辞柄
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