“路(ろ)” の例文
さりながら五路(ろ)の大軍をもって、孔明に、首尾相救うこと能(あた)わざらしめれば、なんぞ、蜀の嶮も、破り得ぬことがありましょう。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
掘(ほら)ざれば家の用路(ろ)を塞(ふさ)ぎ人家(じんか)を埋(うづめ)て人の出(いづ)べき処(ところ)もなく、力強(ちからつよき)家も幾万斤(いくまんきん)の雪の重量(おもさ)に推砕(おしくだかれ)んをおそるゝゆゑ、家として雪を掘(ほら)ざるはなし。
煩(わづら)はぬ先に不義(ふぎ)不孝(ふかう)の天罰(てんばつ)ならんか此所まで來る道すがら種々の艱難(かんなん)に逢(あひ)路(ろ)用の金をさへ失ひし其概略(そのあらまし)を語らんに兩人が岡山(をかやま)を立退(たちのき)しより陸路(くがぢ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今更ながら、博士の学問の深く且(か)つ大きいことについては驚嘆(きょうたん)の外(ほか)ありません。どうかわが国を救っていただきたい。九十九路(ろ)は尽(つ)き、ただ残る一路は金博士に依存する次第である。
〔譯〕徳性を尊ぶ、是を以て問學(ぶんがく)に道(よ)る、即ち是れ徳性を尊ぶなり。先づ其の大なる者を立つれば、則ち其知や眞(しん)なり。能く其の知を迪(ふ)めば、則ち其功や實(じつ)なり。畢竟(ひつきやう)一條(いちでう)路(ろ)の往來のみ。
将軍勇あり義あらバ、早く来りて一戦志(し)、共にこゝ路(ろ)よきお致さん。
曠野(こうや)にさまよう子供と見て、その足軽は、さきへ青竹をつんでいった車やつれの人数からひとりおくれて、こまごまと、十字(じ)路(ろ)の方角(ほうがく)や里数(りすう)をおしえてくれている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
獄関(ごっかん)一路(ろ)、梁山泊(りょうざんぱく)へ通じること
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)