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おもてだな
ふりがな文庫
“
表店
(
おもてだな
)” の例文
今にあれはえらい人になると云っていたが、
十指
(
じっし
)
の指さす処
鑑定
(
めがね
)
は違わず、実に君は大した
表店
(
おもてだな
)
を張り、立派な事におなりなすったなア
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
引出し終に
表店
(
おもてだな
)
へ出て
可
(
か
)
なりに暮し一度は
流行
(
りうかう
)
爲
(
な
)
しけれども元より
己
(
おのれ
)
に覺えなき
業
(
わざ
)
なれば終には此處の
内儀
(
ないぎ
)
が藥違ひにて殺されたの彼所の
息子
(
むすこ
)
が
見立違
(
みたてちが
)
ひにて苦しみ
死
(
しに
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
段々に喰べへらして天秤まで賣る仕義になれば、
表店
(
おもてだな
)
の
活計
(
くらし
)
たちがたく、月五十錢の裏屋に人目の恥を厭ふべき身ならず、又時節が有らばとて引越しも無慘や車に乘するは病人ばかり
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
表店
(
おもてだな
)
の沢屋を没落させようとしたのだが、沢屋の主人がそれを見抜き、表沙汰にして浅田屋を取って押えようとしたのだ、悪事は働いたが、始末がいけなくなって、浅田屋はあの騒ぎに眼をつけ
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しょせん一軒の
表店
(
おもてだな
)
を張るなどは思いもよらないことであった。
放し鰻
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
表店
(
おもてだな
)
を立派に張って居ても
内々
(
ない/\
)
は一両の銭に困る事もあるものだ、百両くれろと云っても、そんなに
私
(
わっち
)
はお
前
(
めえ
)
さんにお恵みをする縁がねえ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
段々に喰べへらして
天秤
(
てんびん
)
まで売る仕義になれば、
表店
(
おもてだな
)
の
活計
(
くらし
)
たちがたく、月五十銭の裏屋に人目の恥を
厭
(
いと
)
ふべき身ならず、又時節が有らばとて引越しも
無惨
(
むざん
)
や車に乗するは病人ばかり
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
渡世にする新藤市之丞と申者の
宅
(
たく
)
は御存じなきやと
問
(
とふ
)
に此町内には御用の屑買は御座らぬなどと云て大いに
笑
(
わら
)
はれければ大橋も
今
(
いま
)
は
是非無
(
ぜひなく
)
尋厭倦
(
たづねあぐみ
)
て下谷山崎町の我家へ歸り
偖
(
さて
)
も/\
困
(
こまり
)
し事也馬喰町へ行て
表店
(
おもてだな
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
伴「なッてえ/\、これ四
間
(
けん
)
間口の
表店
(
おもてだな
)
を張っている荒物屋の旦那だア、一人二人の色が有ったってなんでえ、男の働きで
当前
(
あたりめえ
)
だ、
若
(
わけ
)
えもんじゃあるめえし、
嫉妬
(
やきもち
)
を焼くなえ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
段々
(
だん/\
)
に
喰
(
た
)
べへらして
天秤
(
てんびん
)
まで
賣
(
う
)
る
仕義
(
しぎ
)
になれば、
表店
(
おもてだな
)
の
活計
(
くらし
)
たちがたく、
月
(
つき
)
五十
錢
(
せん
)
の
裏屋
(
うらや
)
に
人目
(
ひとめ
)
の
恥
(
はぢ
)
を
厭
(
いと
)
ふべき
身
(
み
)
ならず、
又
(
また
)
時節
(
じせつ
)
が
有
(
あ
)
らばとて
引越
(
ひきこ
)
しも
無慘
(
むざん
)
や
車
(
くるま
)
に
乘
(
の
)
するは
病人
(
びやうほん
)
ばかり
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
表
常用漢字
小3
部首:⾐
8画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“表”で始まる語句
表
表面
表向
表情
表裏
表通
表書
表紙
表沙汰
表現