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を
余はコロボツクルは
衣服を
有すれど
時としては屋内抔にて之を脱ぐ事有りしならんと
想像す。以上は口碑に
重きを
置きての説なり。
知れど
猶も
知らぬ
顏に
八重が
例に
似ぬことよ
先づ
云ふて
聞かしても
宜さそうなと
打怨ずれば
其やうに
御いそぎなされますなと
打笑ひながら
彼の
君より
御返事が
參りしなり
是がお
嬉しからぬ
事かと
咡かれて
耳の
根くわつと
熱くなりつ
胸とヾろかれて
噛む
袖の
下に
密と
置く
藻しほぐさ
俄には
手にも
取らぬを