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糸車
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いとぐるま
ふりがな文庫
“
糸車
(
いとぐるま
)” の例文
旧字:
絲車
あの、
糸車
(
いとぐるま
)
のブンブンいう音をきくぐらい、たのしいことはありません。おまえのむすめを、いますぐお
城
(
しろ
)
へよこしなさい。
三人の糸くり女
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ニールスはあわてて、大きな
糸車
(
いとぐるま
)
のうしろにかくれようとしましたが、ズルスケは早くも、それを見つけて、おどりかかろうと身がまえました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
ちょうど
日当
(
ひあ
)
たりのいい
縁側
(
えんがわ
)
に、おばあさんがすわって、
下
(
した
)
を
向
(
む
)
いて、ぷうぷうと
糸車
(
いとぐるま
)
をまわして
糸
(
いと
)
を
紡
(
つむ
)
いでいました。
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
夕飯
(
ゆうはん
)
がすむと、
坊
(
ぼう
)
さんは
炉端
(
ろばた
)
に
座
(
すわ
)
って、たき
火
(
び
)
にあたりながら、いろいろ
旅
(
たび
)
の
話
(
はなし
)
をしますと、おばあさんはいちいちうなずいて
聞
(
き
)
きながら、せっせと
糸車
(
いとぐるま
)
を
回
(
まわ
)
していました。
安達が原
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
変だと思っていると、
何処
(
どこ
)
でか
幽
(
かす
)
かに
糸車
(
いとぐるま
)
を廻す音がきこえたともうします。
糸繰沼
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
古風な
糸車
(
いとぐるま
)
の前で
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
「このお
家
(
うち
)
でございますか。」と、おばあさんに
聞
(
き
)
きますと、おばあさんは、
糸車
(
いとぐるま
)
をまわす
手
(
て
)
をやめて、つくづくと
姉
(
ねえ
)
さんと
正雄
(
まさお
)
の
顔
(
かお
)
をながめながら
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
太郎
(
たろう
)
は
独
(
ひと
)
り
圃
(
はたけ
)
に
出
(
で
)
て
遊
(
あそ
)
んでいました。
遠
(
とお
)
くの
方
(
ほう
)
で、
糸車
(
いとぐるま
)
の
音
(
おと
)
が
聞
(
き
)
こえてきました。
海
(
うみ
)
のある
方
(
ほう
)
の
空
(
そら
)
が、
青
(
あお
)
くよく
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
って
雲
(
くも
)
の
影
(
かげ
)
すらなかったのです。
薬売り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“糸車”の解説
糸車(いとぐるま、en: spinning wheel)とは、糸を紡ぐための装置で、ホイール(輪、車輪)があるもの。(中でも、人力で動かすもの)。紡ぎ車(つむぎぐるま)、糸紡ぎ車(いとつむぎぐるま)、手紡ぎ機(てつむぎき)、紡毛機(ぼうもうき)とも。
(出典:Wikipedia)
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“糸”で始まる語句
糸
糸瓜
糸屑
糸織
糸杉
糸底
糸魚川
糸口
糸巻
糸目