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私
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わたい
ふりがな文庫
“
私
(
わたい
)” の例文
「
私
(
わたい
)
を口説く気で、
可
(
よ
)
うござんすか。まったくは、あの御守殿より、私の方が口説くには
煩
(
むずかし
)
いんだから、その
積
(
つもり
)
で、しっかりして。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「早く行こうよ。
私
(
わたい
)
お金持ちだよ。今夜は。
仲店
(
なかみせ
)
でお土産を買って行くんだから。」とすたすた歩きだす。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
汝
(
おのれ
)
が取次をするから此の様な間違が
出来
(
でけ
)
たのや、サ是を御覧、此の手紙が何よりの証拠や、
私
(
わたい
)
はお前に逢いとうて逢いとうてならぬから、家出をしてお前の
処
(
とこ
)
へ
行
(
ゆ
)
く
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
だって、すっかり
快
(
よ
)
くなってよ。西洋じゃあ
皆
(
みんな
)
平気ですって。また田舎なんぞには
当前
(
あたりまえ
)
だと思ってますとさ、
私
(
わたい
)
もうさっぱりしたんです。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ちょいちょい遊びに帰って来るわ。だけれど、
私
(
わたい
)
も一生懸命にお
稽古
(
けいこ
)
しなくっちゃならないんだもの。」
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
お
内儀
(
いえ
)
はん
斯
(
こ
)
ういう最中で
争論
(
いさかい
)
をしては済みまへんが、
一寸
(
ちょっと
)
これに
就
(
つ
)
いておはなしがあるんでおす、
一昨夜
(
おとつい
)
私
(
わたい
)
が一寸用場へ参りまして用を
達
(
た
)
してから、手を洗うていると
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ちょいと今夜は
私
(
わたい
)
嬉しいわねえ、こないだから
塩梅
(
あんばい
)
が悪くッて、それにお前さんは久しくおいでなさらないし、
鬱
(
ふさ
)
いでばかりいたんですよ。」
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「早く
行
(
ゆ
)
かうよ。
私
(
わたい
)
お金持ちだよ。
今夜
(
こんや
)
は。
仲店
(
なかみせ
)
でお
土産
(
みやげ
)
を買つて
行
(
ゆ
)
くんだから。」とすた/\歩きだす。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
漸うの思いで参りました、
私
(
わたい
)
もそう長う寺に辛抱しては居られまへぬ、あんたはんも
私
(
わたい
)
のような者でも本当に思うて
下
(
くだ
)
はるなら、
寧
(
いっ
)
そ手に手を取って
此所
(
こゝ
)
を逃げまひょう
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それはあの、何なの、だって
私
(
わたい
)
は何にも知らないんですもの、」と
俯向
(
うつむ
)
いて膝の上を、
煙管
(
きせる
)
で無意識に
敲
(
たた
)
きながら
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ちよい/\遊びに帰つて来るわ。だけれど、
私
(
わたい
)
も一生懸命にお
稽古
(
けいこ
)
しなくつちやならないんだもの。」
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「ううむ、内じゃないの。お
濠
(
ほり
)
ン
許
(
とこ
)
で、長い尻尾で、あの、目が光って、
私
(
わたい
)
、私を
睨
(
にら
)
んで、
恐
(
こわ
)
かったの。」
女客
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(天狗様でしょうか、鬼でしょうか、
私
(
わたい
)
たちとはお宗旨違いだわね。
引込
(
ひっこ
)
みましょう
可恐
(
こわ
)
いから。)居かわって私の膝にうしろ向きにかけていた
銀杏返
(
いちょうがえし
)
が言ったのです。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで、その小豆を喰いながら、
私
(
わたい
)
らが、売女なら、どうしよってんだい、
小姐
(
ちいねえ
)
さん、内々の紐が、ぶら下ったり、爪の掃除をしない方が、
余程
(
よっぽど
)
汚れた、頽れた、浅ましい。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
私
(
わたい
)
たちは、
父
(
おとっ
)
さんを待つてるよ。」
夜釣
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
私
(
わたい
)
たちは、
父
(
おとつ
)
さんを
待
(
ま
)
つてるよ。」
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“私”の意味
《人称代名詞》
(わたし、わたくし)一人称。
(出典:Wiktionary)
“私”の解説
私(し、わたくし)は、仕事場などの社会的集団の中における人間の属性と対比して、一個人としての属性を示すときに用いられる言葉である。
この意味における反対語は公(こう、おおやけ)である。例えば、「私用」は仕事に関係のない行動や物品を指し、「公用」はもっぱら仕事上の行動や仕事に用いる物品を指す。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
“私”を含む語句
私等
私語
私達
私通
私生児
私共
私宅
私室
私娼
私部
私刑
私窩子
歇私的里
私娼窟
私曲
私家
私怨
私事
私淑
私方
...