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はくじょう
ふりがな文庫
“
白状
(
はくじょう
)” の例文
おまえが、いけないといわれていた
扉
(
とびら
)
をあけたことを
白状
(
はくじょう
)
すれば、赤ちゃんもかえしてあげますし、
舌
(
した
)
もうごくようにしてあげましょう。
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
わたしたちはおまえが死んだものと思っていたが、つい三
月
(
つき
)
まえ、このぬすんだ女が死んでね。死にぎわにわたしに悪事を
白状
(
はくじょう
)
したのだ。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「ホーベス! 海
蛇
(
へび
)
たちの昨夜の作戦は破れたが、この後かれらはいかなる作戦をとるか、知っているかぎり
白状
(
はくじょう
)
しろ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
そこで、日東映画館の前に、待ちぶせして、きみが車をおりて、映画館へはいっていくとすぐ、運転手をとらえて、なにもかも、
白状
(
はくじょう
)
させてしまった。
鉄人Q
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「うむ、お城のご
普請中
(
ふしんちゅう
)
をつけこんで、
雑多
(
ざった
)
なやつがまぎれこむようすじゃ。びしびしと
締
(
し
)
めつけて
白状
(
はくじょう
)
させい」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
汝
(
われ
)
は、いつかこの
町
(
まち
)
へきた
乞食
(
こじき
)
の
子供
(
こども
)
じゃないか、
太
(
ふと
)
いやつだ。どこからそんな
品物
(
しなもの
)
を
盗
(
ぬす
)
んできた。さあ
白状
(
はくじょう
)
してしまえ。みなその
品物
(
しなもの
)
をここへおいてゆけ。
黒い旗物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして少年の方をむくと急にこわい顔をして「おい、もうだめだぞ。船長さんが目ききをした結果、おまえの切符は、にせ切符ときまった。さあ、
白状
(
はくじょう
)
せい!」
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そういって
盗人
(
ぬすびと
)
のかしらは
今
(
いま
)
までして
来
(
き
)
たわるいことをみな
白状
(
はくじょう
)
してしまいました。そしておしまいに
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
小町 まだ
強情
(
ごうじょう
)
を張るつもりなのですか? さあ、正直に
白状
(
はくじょう
)
しておしまいなさい。
二人小町
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ほほほ、お気の毒だったねえ。だからさ、だから責められないうちに
白状
(
はくじょう
)
おしよ」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
其れから懐中して居た短刀をぬいて、
白状
(
はくじょう
)
するなら
宥
(
ゆる
)
す、
嘘
(
うそ
)
を
吐
(
つ
)
くなら命を
貰
(
もら
)
うからそう思え、とかゝりますと、妻は血相を変えて、全く主人に無理されて一度済まぬ事をした、と云います。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「たたいたぐらいでは
白状
(
はくじょう
)
しませんよ。
釜
(
かま
)
うでにしておやんなさい。」
和尚さんと小僧
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ハイ、
白状
(
はくじょう
)
いたします。実は
私
(
わたくし
)
が殿様の名刀を
盗
(
ぬす
)
んだものでございます。名高いうらないの先生がうらなうということをきいて、どんなものかと思って、今までここにしのんでいたのでございます。
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
わたしもやはり砂糖入りのぶどう酒が好きだということを
白状
(
はくじょう
)
しなければならない。それにわたしはたいへん
腹
(
はら
)
が
減
(
へ
)
っていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「おまえの心は、まだとけないの。おまえが、いけないといわれていた
扉
(
とびら
)
をあけたと
白状
(
はくじょう
)
しさえすれば、ふたりのぼうやはかえしてあげるんですよ。」
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「どっちがばかか、おれがしょうじきに
白状
(
はくじょう
)
したのも知らないで……いまに見ろ退校させれるから」
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
その骨折りにめんじて
白状
(
はくじょう
)
してやろう。いかにもおれは、きみのこわがっている二十面相だよ。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「よし、よく
白状
(
はくじょう
)
いたした。おお
殿
(
との
)
さま。ただいまのことばをお聞きなされましたか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうだ。ちゃんと、当ったろう。当ったら、すなおに、日本人ですと
白状
(
はくじょう
)
しろ」
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「そらごらんなさい、
和尚
(
おしょう
)
さん。とうとう
白状
(
はくじょう
)
しましたよ。」
和尚さんと小僧
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
わしはこんなことを
白状
(
はくじょう
)
するつもりじゃありませんでした。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
わたしはなにも
白状
(
はくじょう
)
することがないと言おうとしたが、そう言うと
巡査
(
じゅんさ
)
をおこらせるだろうと思って、なにも言わなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
(せめて
死
(
し
)
ぬまえに、あたしが
扉
(
とびら
)
をあけましたと
白状
(
はくじょう
)
することができたら、どんなにうれしいかしれない。)
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「あなたは、うそつきの人間ですね。本当の人間じゃないんですね。あなたは二十年前か十五年前の人間で、こっそりこの世界に忍びこんで来たんでしょう。どうです、ちゃんと当ったでしょう。
白状
(
はくじょう
)
なさい」
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わたしは自分が
捨
(
す
)
て
子
(
ご
)
であることをはじに思った——
往来
(
おうらい
)
で拾われた子どもだということを
白状
(
はくじょう
)
することをはじに思った。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
これはいかにももっともな
忠告
(
ちゅうこく
)
であったが、わたしはもうこれまでと同じに
精神
(
せいしん
)
を打ちこんで歌を歌わなくなったことを
白状
(
はくじょう
)
しなければならない。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“白状”で始まる語句
白状仕