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爆発
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ばくはつ
ふりがな文庫
“
爆発
(
ばくはつ
)” の例文
旧字:
爆發
こうしているうちに、とうとう、
仕立屋
(
したてや
)
さんのかんしゃくだまが
爆発
(
ばくはつ
)
しました。仕立屋さんは
仕立台
(
したてだい
)
の
穴
(
あな
)
から
布
(
ぬの
)
きれをつかみだして
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
大津波
(
おおつなみ
)
のうなる音、木のめりめりさける音、
圧搾
(
あっさく
)
された空気の
爆発
(
ばくはつ
)
する音、すさまじいうなり声がわたしたちをおびえさせた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
東京の方を見ると、
臙脂色
(
えんじいろ
)
の
空
(
そら
)
に煙が
幾条
(
いくすじ
)
も真直に上って居る。一番南のが、一昨日火薬が
爆発
(
ばくはつ
)
して二十余名を
殺傷
(
さっしょう
)
した目黒の火薬庫の煙だ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
さらに進んで青年の修養を論ずる段になると、かれの佩剣の
鞘
(
さや
)
が、たえ間なく演壇の床板をついて、
勇
(
いさ
)
ましい言葉の
爆発
(
ばくはつ
)
に
伴奏
(
ばんそう
)
の役割をつとめた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
雲がすっかり消えて、新らしく
灼
(
や
)
かれた
鋼
(
はがね
)
の空に、つめたいつめたい光がみなぎり、小さな星がいくつか
連合
(
れんごう
)
して
爆発
(
ばくはつ
)
をやり、水車の心棒がキイキイ云います。
烏の北斗七星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
まるでそれは、低い不吉な雲が頭上に
垂
(
た
)
れこめたみたいな気持で、わたしはその重圧をひしひしと感じながら、それが
爆発
(
ばくはつ
)
する時を、今か今かと待ち構えていた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
「ありがとう、ありがとう。だが、おじさん——じゃあない可児さま。あなたも早くここを
降
(
お
)
りて、どこかへ逃げださないと、もうそろそろ
煙硝
(
えんしょう
)
の山が
爆発
(
ばくはつ
)
しますよ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お
母
(
かあ
)
さん、あの
爆発
(
ばくはつ
)
した
三宅島
(
みやけじま
)
より、もっと
遠
(
とお
)
いんですね。」と、
義夫
(
よしお
)
は、いいました。
ある夜の姉と弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ポン、ポン! と、花火は空高くあがって、大きな音をたてて、
爆発
(
ばくはつ
)
しました。
空とぶトランク
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
やにわにぎらぎらと光って相手をまともに見つめ、その厚い真赤な唇からは、青竹をわるような
澄
(
す
)
んだ調子の高い声が、つづけざまに
爆発
(
ばくはつ
)
するのだった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
やはりそのまん中には上から下へかけて
銀河
(
ぎんが
)
がぼうとけむったような
帯
(
おび
)
になって、その下の方ではかすかに
爆発
(
ばくはつ
)
して
湯
(
ゆ
)
げでもあげているように見えるのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そうして
不意
(
ふい
)
にとりでの
郭内
(
くるわない
)
にあらわれ、岩くだきの
強薬
(
ごうやく
)
を
爆発
(
ばくはつ
)
させて、
砦
(
とりで
)
にるすいをしているやつらがあわてさわぐまに、
小太郎山
(
こたろうざん
)
を乗っとってしまう! むろん
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただベスビオの山だけは、あいもかわらず永遠の
讃歌
(
さんか
)
をとどろかしていました。その一つ一つの詩句を、人間は新しい
爆発
(
ばくはつ
)
と呼んでいるのです。わたしたちはビーナスの
神殿
(
しんでん
)
に行きました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
爆発
(
ばくはつ
)
だろうか、なんだろうか、ちっともわからなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
きっとどこかの火山が
爆発
(
ばくはつ
)
をやった。その細かな火山灰が正しく上層の気流に混じて地球を包囲しているな。けれどもそれだからと云って我輩のこの追跡には害にならない。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして、それが
群衆
(
ぐんしゅう
)
となると、いっそう
露骨
(
ろこつ
)
にぶえんりょに
爆発
(
ばくはつ
)
してくるのだった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう一度笑いが
爆発
(
ばくはつ
)
した。しかしだれの笑い声も、いかにも苦しそうだった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
その
火山灰
(
かざんばい
)
は西の二
列
(
れつ
)
か三列の
石英粗面岩
(
せきえいそめんがん
)
の火山が、やっとしずまった
処
(
ところ
)
ではありましたが、やっぱり時々
噴火
(
ふんか
)
をやったり
爆発
(
ばくはつ
)
をしたりしていましたので、そこから
降
(
ふ
)
って来たのでした。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それからごくしずかに何か云いそうに口をしましたがその
語
(
ことば
)
はなかなか出て来ませんでした。みんなはしんとなりました。その人は
突然
(
とつぜん
)
爆発
(
ばくはつ
)
するように
叫
(
さけ
)
びました。二三度どもりました。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
サンムトリがその
影響
(
えいきょう
)
を受けて火柱高く第二の
爆発
(
ばくはつ
)
をやりました。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そのとき出ているそらがそのまま
楕円形
(
だえんけい
)
のなかにめぐってあらわれるようになって
居
(
お
)
りやはりそのまん中には上から下へかけて銀河がぼうとけむったような帯になってその下の方ではかすかに
爆発
(
ばくはつ
)
して湯気でもあげているように見えるのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“爆発”の解説
爆発(ばくはつ、en: explosion)とは、
圧力の急激な発生もしくは解放の結果、熱・光・音などおよび破壊作用を伴う現象。
(出典:Wikipedia)
爆
常用漢字
中学
部首:⽕
19画
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“爆発”で始まる語句
爆発現場
爆発点
爆発危険