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海蛇
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うみへび
ふりがな文庫
“
海蛇
(
うみへび
)” の例文
海蛇
(
うみへび
)
に
捕
(
と
)
られたとは、
眞
(
しん
)
に
妙
(
めう
)
な
事
(
こと
)
だと
思
(
おも
)
つて
居
(
を
)
りましたが、それがよく
隱語
(
いんご
)
を
使
(
つか
)
ふ
伊太利人
(
イタリーじん
)
の
僻
(
くせ
)
で、
其
(
その
)
書面
(
しよめん
)
ではじめて
分
(
わか
)
りましたよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その株屋は誰が何と言っても、いや、
虎魚
(
おこぜ
)
などの刺す
訣
(
わけ
)
はない、確かにあれは
海蛇
(
うみへび
)
だと強情を張っていたとか言うことだった。
海のほとり
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その時向うから銀色の光がパッと
射
(
さ
)
して小さな
海蛇
(
うみへび
)
がやって来ます。くじらは非常に
愕
(
おど
)
ろいたらしく急いで口を閉めました。
双子の星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「小船一せきも見えません、信号もかかげてありましたが、ケート
小母
(
おば
)
さんに
海蛇
(
うみへび
)
らの話をきいたので、六週間以前におろしてしまいました」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
鹹
(
つけ
)
ものは
蓮根
(
れんこん
)
のぬかづけが好き。だがちかごろは洋食のメニューを並べている。ときどきこっそり支那街へ
海蛇
(
うみへび
)
の料理を食しにいらっしゃる。婦人病の薬だとて。
新種族ノラ
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
▼ もっと見る
燐光
(
りんこう
)
を放つ
海蛇
(
うみへび
)
の水槽の
外
(
ほか
)
は、皆水の上に明るい電燈がついていて、海底を模した水槽は、底の小石の一つ一つまで、ハッキリと、しかし青い
鹽水
(
しおみず
)
の層に
歪
(
ゆが
)
んで、眺められた。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
やがてのことに、
青味
(
あおみ
)
を
帯
(
お
)
びたドロンとした液体が、クネクネとまるで
海蛇
(
うみへび
)
の巣を
覗
(
のぞ
)
いたときはこうもあろうかというような
蠕動
(
ぜんどう
)
を始めました。なんという気味のわるい生物でしょう。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
海蛇
(
うみへび
)
の鎌首高く、たまたまに
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
斯
(
か
)
う
言
(
い
)
つて
居
(
を
)
りました「
私
(
わたくし
)
の
忰
(
せがれ
)
は
私
(
わたくし
)
の
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
容
(
き
)
かずに、
十月
(
じふぐわつ
)
の
祟
(
たゝり
)
の
日
(
ひ
)
に
家出
(
いへで
)
をしたばかりに、
海蛇
(
うみへび
)
に
捕
(
と
)
られてしまひました。」
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「でもイバンス運転手は、
海蛇
(
うみへび
)
の悪事を知っています、悪漢どもにすきがあったら、
逃走
(
とうそう
)
しているにちがいありませんよ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「ぼくらは早く
海蛇
(
うみへび
)
らの
動静
(
どうせい
)
が知りたいのです、そして今後の方針を定めなければならない、おじさん、左門洞にのがれるまでの話をしてください」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
これは
本當
(
ほんたう
)
です、
現
(
げん
)
に
私
(
わたくし
)
の
一人
(
ひとり
)
の
悴
(
せがれ
)
も、七八
年
(
ねん
)
以前
(
いぜん
)
の
事
(
こと
)
、
私
(
わたくし
)
が
切
(
せつ
)
に
止
(
と
)
めるのも
聽
(
き
)
かで、十
月
(
ぐわつ
)
の
祟
(
たゝり
)
の
日
(
ひ
)
に
家出
(
いへで
)
をしたばかりに、
終
(
つひ
)
に
世
(
よ
)
に
恐
(
おそ
)
ろしい
海蛇
(
うみへび
)
に
捕
(
と
)
られてしまいました。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
“海蛇”で始まる語句
海蛇丸