“うみへび”の漢字の書き方と例文
語句割合
海蛇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「小船一せきも見えません、信号もかかげてありましたが、ケート小母おばさんに海蛇うみへびらの話をきいたので、六週間以前におろしてしまいました」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
つけものは蓮根れんこんのぬかづけが好き。だがちかごろは洋食のメニューを並べている。ときどきこっそり支那街へ海蛇うみへびの料理を食しにいらっしゃる。婦人病の薬だとて。
新種族ノラ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
燐光りんこうを放つ海蛇うみへびの水槽のほかは、皆水の上に明るい電燈がついていて、海底を模した水槽は、底の小石の一つ一つまで、ハッキリと、しかし青い鹽水しおみずの層にゆがんで、眺められた。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)