トップ
>
油絵
>
あぶらえ
ふりがな文庫
“
油絵
(
あぶらえ
)” の例文
旧字:
油繪
しかも、その
窓
(
まど
)
からは、これまで
見
(
み
)
られなかった
森
(
もり
)
や、
電信柱
(
でんしんばしら
)
や、
遠
(
とお
)
くの
高
(
たか
)
い
煙突
(
えんとつ
)
までが、さながら、
油絵
(
あぶらえ
)
を
見
(
み
)
るように
目
(
め
)
にうつったのです。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこには
未
(
ま
)
だ
懸
(
か
)
けない
大
(
おう
)
きな
油絵
(
あぶらえ
)
などが、
窓
(
まど
)
ぎわに
立
(
た
)
てかけてあつたりして、
大入道
(
おうにうどう
)
のR
国人
(
こくじん
)
が、この
作者
(
さくしや
)
について、
絵
(
え
)
の
意味
(
いみ
)
について
説明
(
せつめい
)
してくれたりしたが
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
あちらの
壁
(
かべ
)
に、
海
(
うみ
)
を
描
(
えが
)
いた、
油絵
(
あぶらえ
)
がかかっていました。
白
(
しろ
)
い
鳥
(
とり
)
が、
波
(
なみ
)
の
上
(
うえ
)
を
飛
(
と
)
んでいました。
正吉
(
しょうきち
)
くんは、どこかで
見
(
み
)
たような
景色
(
けしき
)
だと
思
(
おも
)
いました。
少年と秋の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いらっしゃいまし。」と、
老人
(
ろうじん
)
が
丁寧
(
ていねい
)
に
頭
(
あたま
)
を
下
(
さ
)
げました。
私
(
わたし
)
はその
油絵
(
あぶらえ
)
の
前
(
まえ
)
に
近
(
ちか
)
く
寄
(
よ
)
って、じっと
見
(
み
)
ていました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どちらかといえば、
私
(
わたし
)
は、
深
(
ふか
)
くわかりもしないくせに、
多趣味
(
たしゅみ
)
のほうです。あるとき、
街
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
いていて、
骨董屋
(
こっとうや
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
って、だれが
描
(
えが
)
いたのか、
静物
(
せいぶつ
)
の
油絵
(
あぶらえ
)
がありました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたし
)
は
宝石
(
ほうせき
)
の
話
(
はなし
)
だけに、
油絵
(
あぶらえ
)
から
目
(
め
)
を
放
(
はな
)
して、そのほうに
気
(
き
)
を
取
(
と
)
られていたのです。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“油絵(油彩)”の解説
油絵(あぶらえ)は、14世紀後半頃、ヨーロッパのネーデルラント地方(現在のオランダ、ベルギー地域)で生まれ、この地方の画家であるファン・アイク兄弟によって15世紀に確立したとされている。 その後、油絵の技術、技法はイタリアへもたらされて、イタリアでさらに発展した。
(出典:Wikipedia)
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
“油”で始まる語句
油
油揚
油断
油然
油壺
油画
油蝉
油斷
油火
油単