“樣子(ようす)” の例文
新字:様子
山(やま)がたといひ出(だ)して、土地(とち)の樣子(ようす)からその性質(せいしつ)を述(の)べて、そこに青々(あを/\)と芽(め)を出(だ)した野菜(やさい)の色(いろ)を、印象深(いんしようぶか)くつかんで、示(しめ)してゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ところが用明天皇(ようめいてんのう)、推古天皇(すいこてんのう)、すなはち聖徳太子(しようとくたいし)の頃(ころ)の天皇(てんのう)から天智天皇頃(てんちてんのうころ)までは、支那(しな)の影響(えいきよう)を受(う)けた四角(しかく)な塚(つか)が御陵(ごりよう)に行(おこな)はれて、まったく樣子(ようす)が變(かは)つて來(き)ました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
といつて歎(なげ)きましたが、姫(ひめ)はいよ/\澁(しぶ)るばかりで、少(すこ)しも聞(き)きいれる樣子(ようす)がありませんので、翁(おきな)も手(て)のつけようがなくなつて、どうしても宮中(きゆうちゆう)には上(あが)らぬといふことをお答(こた)へして
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
山中(さんちゆう)といふ題(だい)です。山中(さんちゆう)目(め)に見(み)、耳(みゝ)に聞(きこ)えるものを五(いつ)とほり竝(なら)べて、そしてもの靜(しづ)かな山(やま)の樣子(ようす)を考(かんが)へさせようとしたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
なんともいへない無邪氣(むじやき)な顏(かほ)つきや樣子(ようす)をしてゐるところなど、いかにも昔(むかし)の人(ひと)の飾(かざ)り氣(け)のない心(こゝろ)が窺(うかゞ)はれるばかりでなく、當時(とうじ)の人(ひと)の風俗(ふうぞく)だとか服裝(ふくそう)なども、これによつて知(し)ることが出來(でき)ますから
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
春(はる)になる色(いろ)といふのは、まだ春(はる)になり切(き)つてゐるわけではありません。春(はる)の樣子(ようす)が調(とゝの)つて行(い)つてゐることをいふのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)