トップ
>
木造
>
もくぞう
ふりがな文庫
“
木造
(
もくぞう
)” の例文
木造
(
もくぞう
)
の廊下を
回
(
まは
)
つて、
部屋
(
へや
)
へ這入ると、早く
来
(
き
)
たものは、もう
塊
(
かた
)
まつてゐる。其
塊
(
かたま
)
りが大きいのと
小
(
ちい
)
さいのと
合
(
あは
)
せて三つ程ある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
床上
(
しようじよう
)
の
振動
(
しんどう
)
は
地面
(
ぢめん
)
のものゝ
三割
(
さんわり
)
増
(
ま
)
しなることが
普通
(
ふつう
)
であるけれども、
木造
(
もくぞう
)
二階建
(
にかいだて
)
の
階上
(
かいじよう
)
は
三倍程度
(
さんばいていど
)
なることが
通常
(
つうじよう
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ニールスは、この町の上まで飛んできたとき、大部分の家が、小さな低い
木造
(
もくぞう
)
の家であることに気がつきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
直ぐ
眼下
(
がんか
)
は第七師団である。黒んだ大きな
木造
(
もくぞう
)
の建物、細長い建物、一尺の馬が走ったり、二寸の兵が
歩
(
ある
)
いたり、赤い旗が立ったり、
喇叭
(
らっぱ
)
が鳴ったりして居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
あの
法隆寺
(
ほうりゆうじ
)
の
金堂
(
こんどう
)
、
五重
(
ごじゆう
)
の
塔
(
とう
)
中門
(
ちゆうもん
)
などが
一番
(
いちばん
)
古
(
ふる
)
いもので、
千何百年
(
せんなんびやくねん
)
も
長
(
なが
)
いあひだ
木造
(
もくぞう
)
の
建築
(
けんちく
)
がそのまゝ
傳
(
つた
)
はつてゐるといふことは、
世界
(
せかい
)
にも
餘
(
あま
)
り
例
(
れい
)
のないことです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
梟
(
ふくろう
)
がときどきホウホウと
梢
(
こずえ
)
に鳴いて、まるで墓場のように無気味であった。
木造
(
もくぞう
)
の背の高い古ぼけた各教室は、納骨堂が化けているようであった。そしてどの窓も真暗であった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
著者
(
ちよしや
)
は
明治二十七年
(
めいじにじゆうしちねん
)
六月二十日
(
ろくがつはつか
)
の
東京地震
(
とうきやうぢしん
)
を
本郷
(
ほんごう
)
湯島
(
ゆしま
)
に
於
(
おい
)
て、
木造
(
もくぞう
)
二階建
(
にかいだて
)
の
階上
(
かいじよう
)
で
經驗
(
けいけん
)
したことがある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ふと見ると、右手のほうの、通りからすこしはなれた
木立
(
こだち
)
の中に、
木造
(
もくぞう
)
の古い教会が立っていました。ためらうひまもなく、すぐさまニールスは、教会めがけてかけていきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
隨
(
したが
)
つて
地震動
(
ぢしんどう
)
の
性質
(
せいしつ
)
、
地震
(
ぢしん
)
に
損傷
(
そんしよう
)
しない
土木工事
(
どぼくこうじ
)
や、
建築
(
けんちく
)
の
仕方
(
しかた
)
等
(
とう
)
についての
研究
(
けんきゆう
)
が
非常
(
ひじよう
)
に
進
(
すゝ
)
み、
木造
(
もくぞう
)
竝
(
ならび
)
に
西洋風
(
せいようふう
)
の
家屋
(
かおく
)
につき
耐震構造法
(
たいしんこうぞうほう
)
など
殆
(
ほと
)
んど
完全
(
かんぜん
)
の
域
(
いき
)
に
進
(
すゝ
)
んだ。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
家々は
木造
(
もくぞう
)
でしたが、たいへんきれいに建ててありました。たいていの家には
飾
(
かざ
)
りのついた
破風
(
はふ
)
があり、色ガラスのはまっているヴェランダも見えました。
壁
(
かべ
)
はあかるいペンキでぬってありました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
“木造”の意味
《名詞》
木造(もくぞう)
木材を使用して造られていること。
(出典:Wiktionary)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“木造”で始まる語句
木造家屋
木造建築
木造二階建
木造家屋内
木造蒸気内車