“もくぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木造60.0%
木像40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ニールスは、この町の上まで飛んできたとき、大部分の家が、小さな低い木造もくぞうの家であることに気がつきました。
直ぐ眼下がんかは第七師団である。黒んだ大きな木造もくぞうの建物、細長い建物、一尺の馬が走ったり、二寸の兵があるいたり、赤い旗が立ったり、喇叭らっぱが鳴ったりして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そもそも幕末の時に当りて上方かみがたの辺に出没しゅつぼつしたるいわゆる勤王有志家きんのうゆうしかの挙動を見れば、家をくものあり人をころすものあり、或は足利あしかが三代の木像もくぞうの首をりこれをきょうするなど
かおいろは、にやけてくろく、そのは、とびているようで、いくらか、こわいがしました。おてらへいくと、よくこんなかたちをした、木像もくぞうほとけさまがあるのを、わたしはおもしました。
たましいは生きている (新字新仮名) / 小川未明(著)