“きづく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木造75.0%
氣盡25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米国の都市には汽車を渡す大仕掛けの渡船があるけれど、竹屋の渡しの如く、河水かわみず洗出あらいだされた木目もくめの美しい木造きづくりの船、かし、竹のさおを以てする絵の如き渡船はない。
勘次かんじもおつぎもあせはひほこりとによごれた身體からだ風呂ふろあらおとした。こゝろよかつたその風呂ふろ氣盡きづくしな他人たにんいへ彼等かれらをぐつすりと熟睡じゆくすゐさせて二日間かかん疲勞ひらうわすれさせようとした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)