“氣盡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきつ50.0%
きづく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言説する義の「いふ」は氣經いふであり、鼾聲の「いびき」は、氣響いきひゞきの約である。萎頓困敝の「いきつく」は氣盡いきつくで、奮發努力せんとするの「いきごむ」は氣籠いきごむである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
勘次かんじもおつぎもあせはひほこりとによごれた身體からだ風呂ふろあらおとした。こゝろよかつたその風呂ふろ氣盡きづくしな他人たにんいへ彼等かれらをぐつすりと熟睡じゆくすゐさせて二日間かかん疲勞ひらうわすれさせようとした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)