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摺上川
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すりかみがは
ふりがな文庫
“
摺上川
(
すりかみがは
)” の例文
飯坂
(
いひざか
)
と、
此
(
こ
)
の
温泉
(
をんせん
)
は、
橋
(
はし
)
一
(
ひと
)
つ
隔
(
へだ
)
てるのであるが、
摺上川
(
すりかみがは
)
を
中
(
なか
)
にして
兩方
(
りやうはう
)
から
湯
(
ゆ
)
の
宿
(
やど
)
の
裏
(
うら
)
の、
小部屋
(
こべや
)
も
座敷
(
ざしき
)
も、お
互
(
たがひ
)
に
見
(
み
)
え
合
(
あ
)
ふのが
名所
(
めいしよ
)
とも
言
(
い
)
ふべきである……と、
後
(
のち
)
に
聞
(
き
)
いた。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
旅費
(
りよひ
)
が
少
(
すくな
)
いから、
旦那
(
だんな
)
は
脇息
(
けふそく
)
とある
處
(
ところ
)
を、
兄哥
(
あにい
)
に
成
(
な
)
つて、
猫板
(
ねこいた
)
に
頬杖
(
ほゝづゑ
)
つくと、
又
(
また
)
嬉
(
うれ
)
しいのは、
摺上川
(
すりかみがは
)
を
隔
(
へだ
)
てた
向
(
むか
)
う
土手
(
どて
)
湯
(
ゆ
)
の
原
(
はら
)
街道
(
かいだう
)
を、
山
(
やま
)
の
根
(
ね
)
について
往來
(
ゆきき
)
する
人通
(
ひとどほ
)
りが、
衣
(
き
)
ものの
色
(
いろ
)
、
姿容
(
なりかたち
)
は
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
唯
(
と
)
見
(
み
)
ると、
渡過
(
わたりす
)
ぐる
一方
(
いつぱう
)
の
岸
(
きし
)
は、
目
(
め
)
の
下
(
した
)
に
深
(
ふか
)
い
溪河
(
たにがは
)
——
即
(
すなは
)
ち
摺上川
(
すりかみがは
)
——の
崖
(
がけ
)
に
臨
(
のぞ
)
んで、づらりと
並
(
なら
)
んだ
温泉
(
ゆ
)
の
宿
(
やど
)
の
幾軒々々
(
いくけん/\
)
、
盡
(
こと/″\
)
く
皆
(
みな
)
其
(
そ
)
の
裏
(
うら
)
ばかりが……
三階
(
さんがい
)
どころでない、
五階
(
ごかい
)
七階
(
しちかい
)
に、
座敷
(
ざしき
)
を
重
(
かさ
)
ね
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“摺上川”の解説
摺上川(すりかみがわ)は、福島県福島市および宮城県刈田郡七ヶ宿町を流れる阿武隈川水系の一級河川である。
(出典:Wikipedia)
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“摺上”で始まる語句
摺上
摺上物