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ちようちん
ふりがな文庫
“
提燈
(
ちようちん
)” の例文
新字:
提灯
この者切られし首の髮をとらへてあたかも
提燈
(
ちようちん
)
の如く之をおのが手に
吊
(
つる
)
せり、首は我等を見てあゝ/\といふ 一二一—一二三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
これは
私
(
わたし
)
が
惡
(
わる
)
う
御座
(
ござ
)
りました、ではお
乘
(
の
)
せ
申
(
まをし
)
ませう、お
供
(
とも
)
を
致
(
いた
)
しませう、
嘸
(
さぞ
)
お
驚
(
おどろ
)
きなさりましたろうとて
惡者
(
わる
)
らしくもなく
提燈
(
ちようちん
)
を
持
(
もち
)
かゆるに、お
關
(
せき
)
もはじめて
胸
(
むね
)
をなで
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
男は三五郎を中に仁和賀のさらひ、
北廓
(
ほくくわく
)
全盛見わたせば、軒は
提燈
(
ちようちん
)
電気燈、いつも
賑
(
にぎは
)
ふ五丁町、と
諸声
(
もろごゑ
)
をかしくはやし立つるに、
記憶
(
おぼえ
)
のよければ
去年
(
こぞ
)
一昨年
(
おととし
)
とさかのぼりて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫
(
そ
)
れよと
即坐
(
そくざ
)
に
鋏
(
はさみ
)
を
借
(
か
)
りて
女子
(
おなご
)
づれは
切拔
(
きりぬ
)
きにかゝる、
男
(
をとこ
)
は三五
郎
(
らう
)
を
中
(
なか
)
に
仁和賀
(
にわか
)
のさらひ、
北廓
(
ほくくわく
)
全盛
(
ぜんせい
)
見
(
み
)
わたせば、
軒
(
のき
)
は
提燈
(
ちようちん
)
電氣燈
(
でんきとう
)
、いつも
賑
(
にぎは
)
ふ五
丁
(
てう
)
町
(
まち
)
、と
諸聲
(
もろごゑ
)
をかしくはやし
立
(
た
)
つるに
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
もう
何
(
ど
)
うでも
厭
(
い
)
やに
成
(
な
)
つたのですからとて
提燈
(
ちようちん
)
を
持
(
もち
)
しまゝ
不圖
(
ふと
)
脇
(
わき
)
へのがれて、お
前
(
まへ
)
は
我
(
わが
)
まゝの
車夫
(
くるまや
)
さんだね、
夫
(
それ
)
ならば
約定
(
きめ
)
の
處
(
ところ
)
までとは
言
(
い
)
ひませぬ、
代
(
かは
)
りのある
處
(
とこ
)
まで
行
(
い
)
つて
呉
(
く
)
れゝば
夫
(
それ
)
でよし
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
もうどうでも厭やに成つたのですからとて
提燈
(
ちようちん
)
を
持
(
もち
)
しまま不図
脇
(
わき
)
へのがれて、お前は我ままの
車夫
(
くるまや
)
さんだね、それならば
約定
(
きめ
)
の処までとは言ひませぬ、代りのある
処
(
とこ
)
まで行つてくれればそれでよし
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
燈
部首:⽕
16画
“提燈”で始まる語句
提燈屋
提燈行列