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我朝
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わがてう
離すと、
可いことに、あたり
近所の、
我朝の
※樣を
仰向に
抱込んで、
引くりかへりさうで
危いから、
不氣味らしくも
手からは
落さず……
夢は
五臟のわづらひといひ
傳ふれども
正夢にして
賢人聖人或は
名僧知識の人を
産むは
天竺唐土我朝ともにその
例し
少なからず
已に
玄奘法師は夢を
なさん是
却て
罪人多くならん
媒也とあざけりし人多しとかや
是非學者の
論なりといにしへより
我朝の
掟にぞかゝる事なけれども利の
當然なり
新法を
ひそかに
心覺に
因ると、
我朝にても
以前から、
孝行な
娘が
苦界に
沈んで、
浮川竹の
流の
身と
成るのは、
大概人參。
聞居たる者あつて御領主へ
疾に申上たれば此上
陳ずるとも
無益なりと申しければ傳吉は
熟々と心の中に思ふ樣罪なくして無實の罪に
陷る我が身にまつはる
災厄とは言ひながら
我朝は
神國なるに神も
非禮を