“浮川竹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うきかわたけ60.0%
うきかはたけ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「都へ出て、浮川竹うきかわたけ白拍子しらびょうしのはかないつとめをいたしておりますうちに、妹の祇女ぎじょとともに、あの入道殿のお見出しにあずかって、寵愛を一身にうけるようになりました」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「定めなきちぎり、つたなき日々の業因ごういん」、今いう浮川竹うきかわたけの流れの身と、異なるところがないようであるが、彼らのような支度では、本式の田舎いなかわたらいはできそうにも思われない。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ひそかに心覺こゝろおぼえると、我朝わがてうにても以前いぜんから、孝行かうかうむすめ苦界くがいしづんで、浮川竹うきかはたけながれるのは、大概たいがい人參にんじん
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
悉皆こと/″\く己れが榮耀ええうに遣ひけりお安は旨々うま/\と長庵に欺かされ妹のお富迄も浮川竹うきかはたけながれの身と成りし事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)