トップ
>
往還
>
わうくわん
ふりがな文庫
“
往還
(
わうくわん
)” の例文
往還
(
わうくわん
)
よりすこし
引入
(
ひきい
)
りたる
路
(
みち
)
の
奥
(
おく
)
に
似
(
に
)
つかぬ
幟
(
のぼり
)
の
樹
(
た
)
てられたるを何かと問へば、
酉
(
とり
)
の
市
(
まち
)
なりといふ。
行
(
ゆ
)
きて見るに
稲荷
(
いなり
)
の
祠
(
ほこら
)
なり。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
三十六
年
(
ねん
)
の
夏
(
なつ
)
、
水谷氏
(
みづたにし
)
が
内
(
うち
)
の
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
と
共
(
とも
)
に
採集
(
さいしふ
)
に
出
(
で
)
かけて、
雪
(
ゆき
)
ヶ
谷
(
や
)
の
圓長寺
(
えんちやうじ
)
の
裏
(
うら
)
の
往還
(
わうくわん
)
を
掘
(
ほ
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
道路
(
だうろ
)
が
遺跡
(
ゐせき
)
に
當
(
あた
)
るので、それをコツ/\
掘
(
ほ
)
りかへして
居
(
ゐ
)
たのだ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
立去り
美濃國
(
みのゝくに
)
各務郡
(
かゞみごほり
)
谷汲
(
たにくみ
)
の
郷
(
さと
)
長洞村
(
ながほらむら
)
の日蓮宗にて百八十三箇寺の本寺なる常樂院の
當住
(
たうぢう
)
天忠上人
(
てんちうしやうにん
)
と聞えしは藤井紋太夫が
弟
(
おとゝ
)
にて大膳が爲には
實
(
じつ
)
の
伯父坊
(
をぢばう
)
なれば大膳は此長洞村へ尋ね來り
暫
(
しばら
)
く此寺の
食客
(
しよくかく
)
となり居たりしが元より不敵の者なれば
夜々
(
よな/\
)
往還
(
わうくわん
)
へ出て旅人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
待
(
ま
)
てども/\
遣
(
や
)
つて
來
(
こ
)
ぬので、ハンマーを
持
(
も
)
つて
往還
(
わうくわん
)
をコツ/\
穿
(
うが
)
ち、
打石斧
(
だせきふ
)
の
埋
(
うも
)
れたのなど
掘出
(
ほりだ
)
して
居
(
ゐ
)
たが、それでも
來
(
こ
)
ない。
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
いので
此方
(
こつち
)
の
二人
(
ふたり
)
は、
先
(
さ
)
きへ
寺
(
てら
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
はい
)
つた。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“往還”の意味
《名詞》
行き帰り。往復。往来。
往来する道。街道。
(出典:Wiktionary)
“往還(
脇往還
)”の解説
脇往還(わきおうかん)は、江戸時代の五街道以外の主要な街道をいう。
(出典:Wikipedia)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
還
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“往”で始まる語句
往
往来
往々
往來
往時
往生
往昔
往復
往古
往反