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わうくわん
立去り
美濃國各務郡谷汲の
郷長洞村の日蓮宗にて百八十三箇寺の本寺なる常樂院の
當住天忠上人と聞えしは藤井紋太夫が
弟にて大膳が爲には
實の
伯父坊なれば大膳は此長洞村へ尋ね來り
暫く此寺の
食客となり居たりしが元より不敵の者なれば
夜々往還へ出て旅人を
待てども/\
遣つて
來ぬので、ハンマーを
持つて
往還をコツ/\
穿ち、
打石斧の
埋れたのなど
掘出して
居たが、それでも
來ない。
仕方が
無いので
此方の
二人は、
先きへ
寺の
中に
入つた。
エドガーアセリングと
共に、
行きてウィリアムに
面謁し、
王冠を
捧げたのは
當然のことです。ウィリアムの
行動は
最初禮に
適ふたものでした。
王冠燦爛
日燦爛涙こぼせばなほ燦爛