“クラウン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王冠50.0%
道化師50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、やがて、懐中から取り出したものがあって、その時ならぬ豪奢な光輝が、思わず三人の眼を動かなくしてしまった。それは二本の王冠クラウンピンだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
コロンボは、この王冠植民地クラウン・コロニー王冠クラウンで、そして、それは、前総督ヒュー・クリフォードきょうによれば「東洋のチャーリン・クロス」でもあった。各会社大客船の寄港地。貨物船による物資の集散。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ところが、その松毬コーンというのが、寝台の天蓋にある頂飾たてばなにあって、それがまた、薄気味悪い道化師クラウンなんだがね
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
小さい時分は一家じゅうの寵児ちょうじである「三毛みけ」の遊戯の相手としての「道化師クラウン」として存在の意義を認められていたのが、三毛も玉も年を取って、もうそう活発な遊戯を演ずる事がなくなってからは
備忘録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)