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年來
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としごろ
ふりがな文庫
“
年來
(
としごろ
)” の例文
新字:
年来
他處目
(
よそめ
)
うら
山
(
やま
)
しう
見
(
み
)
えて、
面白
(
おもしろ
)
げ
成
(
なり
)
しが、
旦那
(
だんな
)
さま
好
(
よ
)
き
頃
(
ころ
)
と
見
(
み
)
はからひの
御積
(
おつも
)
りなるべく、
年來
(
としごろ
)
足
(
た
)
らぬ
事
(
こと
)
なき
家
(
いへ
)
に
子
(
こ
)
の
無
(
な
)
きをばかり
口惜
(
くちを
)
しく
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
笙
(
しやう
)
にしつらひ、
年來
(
としごろ
)
の
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
我れも嬉しき一人に成りて、すべての願ひ、望み、
年來
(
としごろ
)
むねに描きし影を夢なりけりと
斷念
(
おもひきり
)
、幾ほどもなき老らくの末を、斯くて此まゝやさしき婆々樣に成りて送らばや
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何
(
なん
)
の
氣
(
け
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
だに
心配
(
しんはい
)
は
無用
(
むよう
)
、
小梅
(
こうめ
)
は
八木田
(
やぎた
)
が
年來
(
としごろ
)
の
持物
(
もちもの
)
で、
人
(
ひと
)
には
指
(
ゆび
)
をもさゝしはせぬ、ことには
彼
(
あ
)
の
痩
(
や
)
せがれ、
花
(
はな
)
は
疾
(
と
)
くに
散
(
ち
)
つて
紫蘇葉
(
しそは
)
につゝまれようと
言
(
い
)
ふ
物
(
もの
)
だに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
別亭
(
はなれ
)
の
洒落
(
しやれ
)
たるがありて、
名物
(
めいぶつ
)
の
松
(
まつ
)
がありてと
父君
(
ちヽぎみ
)
の
自慢
(
じまん
)
にすがり、
私
(
わたく
)
し
年來
(
としごろ
)
我
(
わ
)
が
儘
(
まヽ
)
に
暮
(
くら
)
して、
此上
(
このうへ
)
のお
願
(
ねが
)
ひは
申
(
まうし
)
がたけれど、とてもの
世
(
よ
)
を
其處
(
そこ
)
に
送
(
おく
)
らしては
給
(
たま
)
はらぬか、
甚之助樣
(
じんのすけさま
)
成長
(
おうきう
)
ならば
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
來
部首:⼈
8画
“年”で始まる語句
年
年齢
年増
年紀
年老
年月
年寄
年嵩
年長
年暮